「フローリング化」で失う調湿機能

最近では「お手入れが楽だから」と、和室をフローリングに変えるリフォームの依頼がとても増えています。もちろんそれも一つの選択肢ですが、私は今こそ、「畳が持つ素晴らしい調湿効果」をもう一度見直すいい機会ではないかと思っています。

高すぎる湿度は、私たちの自律神経を乱し、体調不良を引き起こす要因ともなります。

 昔ながらのい草の畳は、室内の湿気が高くなるとそれを吸い取り、乾燥すると水分を放出して私たちの体を守ってくれていたのです。

床下の通気口を塞がない

5月後半~6月は、シロアリが新しい巣を求めて羽アリとなって一斉に飛び立つ時期。彼らが狙うのは、湿気が溜まって空気が動かない場所です。物置や荷物、植木鉢などで、床下の換気口を塞いでいませんか?

部屋の換気を良くして空気を動かすことは、シロアリを防ぐだけでなく、室内の湿度を抑えて私たちの体をすっきりと整えることにも繋がります。

フローリングにするなら「ひと工夫」を

もし、ライフスタイルの変化でどうしても和室をフローリングに変えるのであれば、ただの合板フローリングを貼るだけでは注意が必要です。

フローリングにした途端、冬場に足元への冷たさを感じたり、畳の調湿機能がなくなることで、梅雨時に体に受ける体感が変わったり……。

家を洋風に変えることで、私たちの体にはそんな「微妙な不調の変化」が現れるようになるからです。

このようなことからも、ただの合板ではなく、代わりに湿度を調整してくれて足元も冷えにくい自然素材の床などを使うといった、湿度の逃げ道と温もりを作る工夫が必要です。

「家を傷め、人の自律神経を乱す『余分な湿度』を正しく調整できる環境をつくってあげること」

これこそが、家を長持ちさせ、家族の健康を守る一番の秘訣です。

内田工務店では、リフォーム、自然素材の家づくり、雨漏り修理など、住まいに関するさまざまなお悩みに対応しています。

どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。