「沖縄・奄美地方が梅雨入りしましたね。雨の季節を迎えるにあたり、追加でお伝えしたい『雨仕舞い(あまじまい)』の知恵があります。 それは、台風の日以外でも役立つ、雨戸の『10cm』の使い方です。」
1. 雨戸は「防犯・断熱・そして雨仕舞い」

雨戸には、台風対策以外にも多くの役割があります。
・夜間の「防犯対策」
・夏の熱気を遮り、冬の暖かさを逃がさない「断熱・暑さ対策」 お客様の中には、これらの目的で毎日閉めている方も多くいらっしゃいます。雨戸にはもう一つ、家を長持ちさせるための大切な「雨仕舞い(防水)」という役割があります。
2. 「今の家」だからこそ必要なひと手間
昔の木造住宅には、戸袋の上に「霧除け(きりよけ)」という小さな庇(ひさし)があり、雨の吹き込みを抑えてくれていました。 しかし、最近の住宅はデザインがシンプルになり、霧除けがない家がほとんどです。そのため、少し風が吹くと戸袋の中に直接雨が入り込みやすくなっています。鏡板(かがみいた)付きの戸袋の中は、外壁のような防水処理がされていないため、吹き込んだ水がそのまま柱や土台を傷める原因になります。
3. 雨戸を閉めて、サッシの機能は完成する
雨戸サッシは、「雨戸を閉めることで、本来の防水性能が発揮される」ように作られています。 「台風のような大雨でない限り、雨戸は閉めない」という方も多いですが、雨が降る日に雨戸を仕舞い切ったままにすることは、サッシの機能を十分に活かせていないことにもつながります。
4. 毎日を楽にする「10cm」の習慣
必ずしも毎日全部閉める必要はありません。もっとも手軽で効果的なのは、雨戸を「10cmだけ引き出しておく」ことです。
戸袋に「蓋」をする: わずか10cm引き出すだけで、戸袋の入り口がふさがります。これだけで、サッシの防水機能が働き、内部への雨の侵入を劇的に防ぐことができます。
家を健全に保つ: 全部閉める手間をかけずとも、この10cmの配慮が、お住まいの健全な寿命を延ばす大きな防波堤になります。
内田工務店では、リフォーム、自然素材の家づくり、雨漏り修理など、住まいに関するさまざまなお悩みに対応しています。
どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
